持ち球 プッシュボールのすすめ
目標に対してスクエアに構えてスクエアに打ち出さなきゃいけないという固定観念に縛られていませんか?
そのせいでスイングやゴルフそのものが窮屈になってしまっている方にオススメしたいのが「プッシュボール」です。
定義としては、構えたラインよりも右に打ちだし、ほとんど真っすぐ飛んでいく球筋のことをいいます。
オススメする理由は次のとおりです。
①クラブという道具の特性に合っている
ゴルフクラブはその形状上、振っていく方向に対してフェースが開きやすい性質があります。初心者の人がだいたいスライスする原因のひとつです。
それで、フェースを開かない、もしくは返す動きが必要になりますが、加減が難しく、フェースを返しすぎて強烈なフックになってしまったりします。
その点、プッシュボールの場合はクラブ特性どおりフェースを開いておけばいいので簡単なんです。
②スイングが良くなる
構えたラインよりも右に打ち出すためにはトップで間を取り、タメを作りながらインサイドから振り下ろす必要があります。プッシュボールを打つ練習をするだけで、うち急がずタメのあるスイングに変化していきます。
プロでいうと、ローリー・マキロイ、フレッド・カプルス、リー・トレビノといったプレーヤーがプッシュ系のボールを持ち玉にしていますのでスイングイメージの参考にしてください。
③コースが攻めやすくなる
プッシュボールの感覚をつかめば、構えたラインよりも左にいくことはほぼなくなってきます。そうなると、コース戦略がシンプルになります。
単純に、左ラフを向いてプッシュを打つ。グリーン左端を向いてプッシュを打つ。それだけでフェアウェイキープ率、パーオン率が上がってきます。
細かいポイントはまた別途紹介していきたいと思いますが、プッシュボールは特に、スライスもフックもどっちも出てしまい安定しない方にオススメです。
お試しあれ。